生ゴミを土壌改良肥料に!!青年海外協力隊員コスタリカで自己流、高倉式コンポスト
今回はコスタリカのオロティナ市の市役所の環境管理課にて行った、有機廃棄物の堆肥化、高倉式コンポストについて情報を共有させて頂きます。
- 1. コンポストとコンポスト化とは
- 2.コンポスト化の重要事項
- 3. コンポストの基材を入れる段ボールを用意する。
- 4. 段ボールをガムテープで補強する
- 5.基材選び
- 6.段ボール箱に入れて混ぜる
- 7.発酵液作り方 発酵食品編
- 8.発酵液作り方 野菜、果物の皮編
- 9.発酵液を2〜5日間置いておく
- 10.基材に小麦粉を混ぜる
- 11.発酵液を10基材に入れる
- 12.水分量チェックの仕方
- 13.段ボールを閉じ、土嚢袋で覆う
- 14.発酵基材の表面に白いカビ=成功
1. コンポストとコンポスト化とは
・コンポスト = 堆肥
・コンポスト化
・有機物が生物により分解や再合成を通じ植物が利用できる形に変換されること。
2.コンポスト化の重要事項
- 微生物
- 水分調整
- 好気発酵(酸素を利用)
微生物の繁殖と水分調整、好気発酵(酸素を使い悪臭を出さない)この3つがコンポストを行う上で重要になります。
3. コンポストの基材を入れる段ボールを用意する。
まずはコンポスト基材を入れるための段ボールを用意して下さい。大きさはどれくらいでも構いませんが、小さければ小さいほど、管理は楽なのでちょうど良い大きさの物を用意しましょう。
4. 段ボールをガムテープで補強する
段ボールの底に少しでも穴や隙ができないようにしっかりと四角などをガムテープで頑丈に補強しましょう。これにより蟻が入って来づらくなります。
5.基材選び
皆さんの自宅の近くにある森の中などで取れる物で基材を作ります。まずキノコがあればとくかく沢山取りましょう。キノコの微生物は、卵のからなどの硬い物を分解するための菌が豊富なんです。毒キノコでも構いません。
それと白カビが生えた落ち葉も出来る限り沢山取りましょう。あればあるだけ分解の効果が出ます。白カビの生えた落ち葉は食物繊維などの分解を助ける菌が豊富です。
最後に米の籾殻があれば一番いいのですがない場合、森の乾燥した小さな落ち葉や腐葉土、森の土などを入れると良いです。
6.段ボール箱に入れて混ぜる
段ボールの中に先ほど集めた物たちを入れて混ぜます。この時、多少、蟻などがいても大丈夫です。その内、熱で居なくなりますので。
7.発酵液作り方 発酵食品編
8.発酵液作り方 野菜、果物の皮編
この二つのやり方で発酵液を作ります。
9.発酵液を2〜5日間置いておく
良く混ぜたら、そのまま2〜5日間の間は放置しておきましょう。ペットボトルいっぱいまでは水を入れず、8割くらいにしましょう。発酵してくると、中の空気が膨張してきますので、ペットボトルの蓋はキツく締め過ぎないようにしましょう。
10.基材に小麦粉を混ぜる
先程の作った基材に必ずこの小麦粉を入れて下さい。基材の量に対して1:1もしくは1:1/2の分量で小麦粉を入れます。この小麦粉が微生物の活動の栄養源になりますので必ず入れましょう。入れたらしっかりかき混ぜて下さい。
11.発酵液を10基材に入れる
基材の中に2〜5日間寝かした後の発酵液を入れて混ぜましょう。
12.水分量チェックの仕方
基材を握った時に水が漏れず塊になる状態が適正の水分量になります。これでコンポスト発酵基材は完成です。
13.段ボールを閉じ、土嚢袋で覆う
段ボールを閉じる時に少し真ん中の所に隙を作り、中に空気が入る様にしましょう。
そして、土のう袋で完全に覆ってしまいましょう。先程の段ボールを閉じた時に開けておいた、隙の所の上の被せてある土のう袋の所だけ、ほんの少しだけ小さな穴を開けましょう。
これにより、ハエや蟻が全く入って来ず、好気発酵(悪臭のしない)コンポストができます。(私は初め布などで表面だけ覆っていましたが、蟻やハエの幼虫を防ぐことができませんでしたが、土嚢で覆うことで全く害虫が来なくなり、悩みを解決できました。)
14.発酵基材の表面に白いカビ=成功
発酵基材を毎日、日に当て、毎日、1日一回かき混ぜます。温度が40〜50度くらいまで上がります。この時、少し酸っぱい感じの匂いがします。何日か経てば基材の表面に白いカビが生えるのでこれで高倉コンポストの完成です。あとは少し水を入れ、水分調整をして、生ゴミを入れてかき混ぜて堆肥しましょう。
まだまだ詳しく書きたいですが、もし知りたい方はInstagramからのDMでお答えしますので、遠慮なくご連絡ください。⬇️
ではまた!
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— TAKUYA MATSU (@TAKUYAMATSUBAY1) 2020年2月26日